国立天文台
国立天文台モバイル
何時に見ればよい?
(1/2)

12月13日の夜は真夜中から(14日)明け方まで、12月14日の夜は22時頃から(15日)3時頃まで観察するのがよいと考えられます。
極大は12月14日の昼間の時間帯と予想されています。ただ、流星の出現数を考えるときには、極大の時刻だけでなく、放射点の高さも考える必要があります。
ふたご座流星群の場合、放射点は夕方には北東の地平線近くにあり、2時頃にほぼ天頂を通って、明け方には西の空の中ほどまで移動します。放射点が一晩中夜空にあるため、ふたご座流星群の流星は、ほぼ一晩中見ることができます。ただし、22時より前は放射点がまだ十分に高い位置まで上っていないため、多くの流星を見ることは望めません。これは、放射点が低いときには、流星の元となる物質が地球の大気に斜めに飛び込んでくるため、見える範囲に飛び込んでくる流星物質の数が少なくなり、流星群の活動自体は活発であっても、流星の出現数は少なくなってしまうためです。
12月13日夜は極大前なので、放射点が高く、かつなるべく遅い時間帯が観察に適しています。23時から(14日の)明け方5時台までがお勧めで、1時〜3時頃に最も流星が多く見えると考えられます。
12月14日夜は極大後なので、放射点が高く、かつなるべく早い時間帯が観察に適しています。22時から(15日の)明け方3時頃までがお勧めで、0〜1時頃に最も流星が多く見られると考えられます。

8.前へ
9.次へ
0.目次に戻る
(C)2007 NAOJ.