国立天文台トップページ > イベントとお知らせ > キャンペーントップ > キャンペーンの結果

キャンペーンの結果(観察結果)

観察日時ごとの報告数 | 観察した時間 | 観察された流星の個数 | 群流星の区別

観察結果の集計

観察日時ごとの報告数

観察日時ごとの報告数を集計しました。

最も多くの観察報告を頂いたのは8月12〜13日の夜でした。特に、最も多くの流星を観察できると予想されていた13日の3時台には、200件を超える観察報告を頂きました。

それに比べて、その他の夜は、報告が大変少ないことがわかります。悪天候のため観察が難しかったのかもしれませんが、予想だけにとらわれずになるべく多くの時間(そして多くの夜)観察すると、思わぬ出現を目にすることができるかもしれません。(必ずしも予想通りになるとは限らないところが、流星観察の面白いところでもあります。)

グラフ
グラフのデータ

ページトップへ

観察した時間

観察時間ごとに報告数を集計しました。

割合が最も多かったのは、51〜60分間観察したという報告でした。次いで21〜30分の観察など、30分以内の観察報告が多くなっています。このような傾向は、流星群が夏に活動するか冬に活動するかにかかわらず、流星群を対象としたキャンペーンに共通しています。

グラフ
グラフのデータ

ページトップへ

観察された流星の個数

観察した流星の個数ごとに報告数を集計しました。

観察できた流星の個数は、3〜5個の方が最も多く、全体のおよそ5分の1でした。

一方、「天気が悪かった」という方も全体の13%を占め、全国的に天候が悪かったことがうかがわれます。今回悪天候のせいで流星を見ることができなかった方は、12月のふたご座流星群など、これからの流星群の観察キャンペーンにもまた是非ご参加いただき、今回の雪辱をはたしてください。

「2個」の流星を見たという報告が「1個」や「3〜5個」に比べて少ないというのも、一般的な傾向です。理由はよくわかりませんが、流星を1個見たところで満足する方と、2個見たところで「ねばってもっと見てみよう」と思う方の、2つの考え方に分かれるのかもしれませんね。

グラフ
グラフのデータ

ページトップへ

群流星の区別

2007年から、対象となる流星群に属している流星(群流星)と属していない流星(散在流星)を区別してみようと、皆さんに呼びかけてきました。今回は、40%を超える方が、群流星と散在流星を区別して観察したと報告してくださいました。
2009年10月のオリオン座流星群の際の48.9%にはおよびませんでしたが、初めてこの呼びかけをした2007年12月のふたご座流星群の際の29.5%よりは割合が増加し、これまで4回の、ペルセウス座流星群を観察対象にしたキャンペーンの中では、最も大きな割合となりました。

群流星かどうかの判別ですが、やってみた方は、割と簡単だと感じたのではないでしょうか。群流星かどうかを判別することは流星の正体を考える第一歩にもなります。さらに多くの皆さんが群流星と散在流星を区別して観察するよう、引き続きキャンペーンで呼びかけていきますので、今回は区別せずに観察した方も、次回からは是非、群流星の判別に挑戦してみてください。

→ 群流星の判別方法についてはこちら

グラフ
グラフのデータ

ページトップへ

→ 結果目次へ

本サイトについてお問い合わせ