国立天文台
国立天文台モバイル
ふたご座流星群の特徴
(2/2)

ふたつ目の理由は、夜中前にも流星が出現することです。三大流星群のうちペルセウス座流星群やしぶんぎ座流星群は、どちらも深夜から明け方の時間帯を中心に流星が出現します。しかし、20時頃の早い時間帯から出現するふたご座流星群は、お子さんにとっても観察しやすい流星群といえるでしょう。
また今年特にお勧めする理由は、月明かりの影響を受けることなく観察できることです。明るい月があると、暗い流星が見えなくなり、観察できる流星数は減ってしまうのです。同じ時期であっても月の状態は年によって違いますが、今年の状況は、月の出が13日の夜は(翌14日の)4時30分頃、14日の夜は(翌15日の)5時30分頃と遅い上に、月も細いため、ほとんど月明かりの影響を受けることなく流星を観察できます。

8.前へ
0.目次に戻る
(C)2007 NAOJ.