国立天文台
ふたご座流星群の観察結果
〜一般編:感想 疑問・質問など(1/8)〜
→ 担当より:12月14日19時0分に明るい緑色の火球(非常に明るい流星)が出現し、関東地方などを中心にかなり広い地域で目撃されました。おそらく、ふたご座流星群に属する流星だと推測されています。
この時刻には、放射点は低空ながら地平線の上にあり、ふたご座流星群の流星が出現する可能性は十分にあります。また、このように放射点が低い時間帯には、流星が水平に近い角度で大気に突入して長く大気を横切るため、発光している時間や経路の長さが長くなり、ゆっくりと移動しているように見えます。
また、大気の密度が濃くなった部分に流星が差しかかったときに、爆発的に反応が進んで明るくなり、その後すぐ消えたように見えたのだと思われます。

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