ふたご座流星群の観察結果
〜感想 疑問・質問など(3/4)〜
- 実は12日以前の11日、10日にもふたご群らしき流星を見ています。夜中の20:00から24:00頃より朝方の方が流れる星が多いような気がします。今年は新月で晴れて、ラッキーでした。今回はふたご座付近が放射点であること、ふたご群はゆっくり流れることがよく分かりました。(山梨県、60〜69才、14日4時台に41〜50分で11〜20個)
→ 担当より:ふたご座流星群の放射点は、午前2時頃に最も高度が高くなります。もし流星群の活動の活発さが変わらないとすると、放射点の高度が高いほど流星の出現数は多くなりますので、流星の出現数も午前2時頃に最も多くなることになります。そのようなことも関係しているのかもしれません。詳しくは「いちばん多く見えるのはいつか」をご覧ください。
- 長短の軌跡を持つ見ていて飽きない流星でした。以外と沢山見られ、早起きした甲斐がありました。一つ2回瞬いた 不思議な流星も見ました。人工衛星は太陽光で反射することありますか?(岐阜県、30〜39才、14日5時台以降に11〜20分で11〜20個)
→ 担当より:一度暗くなりかけてから、もう一度爆発的に明るくなる流星もあります。ご覧になったものは、そのような流星だったのかもしれませんね。
それから、肉眼で見えるような明るい人工衛星は、みんな、太陽の光を反射することで光って見えています。ですから、おおよそで言うと、上空に太陽の光が届いている、日の入り後数時間や日の出前数時間にしか見ることができません。
- 「流れ星に願いを込める」というのは、日本独特の風習?それともどこか海外から渡来した風習が定着した?素朴な疑問です。(東京都、50〜59才、13日23時台に10分以下で1個)
→ 担当より:申し訳ありませんが、国立天文台では、疑問に思われているような、民俗学的な観点での研究をしておりません。「流れ星の文化誌」(成山堂書店)という書籍には詳しい説明があるようです。恐れ入りますが、そのようなものをご覧いただけますでしょうか。
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