国立天文台
ふたご座流星群の観察結果
〜群流星の区別(4/4)〜

2007年から、対象となる流星群に属している流星(群流星)と属していない流星(散在流星)を区別してみようと、皆さんに呼びかけてきました。今回は、55.3%と半分以上の方が、群流星と散在流星を区別して観察したと報告してくださいました。
この割合は、これまでのキャンペーンで最大だった、2012年8月のペルセウス座流星群の際の53.6%を上回る結果となりました。多くの皆さんに、群流星を区別することの意味を知っていただき、観察をより楽しんでいただけたことと思います。
群流星かどうかの判別ですが、やってみた方は、(放射点の位置さえわかれば)割と簡単だと感じたのではないでしょうか。群流星かどうかを判別することは流星の正体を考える第一歩にもなります。さらに多くの皆さんが群流星と散在流星を区別して観察するよう、引き続きキャンペーンで呼びかけていきます。今回は区別せずに観察した方も、次回からは是非、群流星の判別に挑戦してみてください。
→ 群流星の判断

群流星区別のグラフ


判別:報告数(割合)
群流星のみ:1468(55.3%)
群散在区別せず:1110(41.8%)
不明:77(2.9%)

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