今回は、671件のご報告をいただきました。たくさんのご報告ありがとうございました。
→最終結果はこちらをご覧ください。
また今回のキャンペーンでは、速報として随時みなさまのコメントを掲載していきました。こちらのバックナンバーも、合わせてご参照ください。
11月7日のハートレイ彗星の画像
300mmレンズで撮影(山梨県鳴沢村)
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EPOXIの探査機による11月4日の
ハートレイ彗星本体(彗星核)の画像
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青白くぼんやりと光り、時には長い尾をしたがえて見えることもある彗星(ほうき星)は、昔から不思議な天体として観察されてきました。ハレー彗星や百武(ひゃくたけ)彗星、ヘール・ボップ彗星などの大彗星をご覧になった方も多いことでしょう。
さて今年2010年の10月20日から21日にかけては、「ハートレイ彗星」という彗星が地球に最接近します。先ほど記載した大彗星と比べると、そこまで明るくはなりませんが、10月から11月にかけて4〜6等という明るさとなり、空の暗い場所では肉眼で見えるかもしれないと期待されています。
そこで国立天文台では、10月14日夜から11月14日夜(15日朝)に「地球に近づくハートレイ彗星を捉えよう」キャンペーンを行うことにしました。肉眼や双眼鏡などでこのハートレイ彗星を観察し、このキャンペーンページから報告していただくというものです。
みなさんには観察した日や観察した場所、彗星が見えたかどうかなどを報告していただきます。みなさんの報告の集計結果から、いつ、日本のどこで彗星が見えたかがわかるしくみです。携帯電話からでも参加できますので、今まで彗星を見たことがないという方もぜひチャレンジしてみてください。
彗星は、とても淡く観察するのが難しい天体です。彗星の位置やどうやって見るかをしっかりと理解し、できればキャンペーン期間前に練習をしておくとよいでしょう。また、「見えなかった」という報告も貴重な観察結果です。見えなかった場合もぜひ報告をお願いします。
みなさま、ぜひふるってご参加ください。
携帯電話用のキャンペーンページへは、http://naojcamp.nao.ac.jp/i/phenomena/20101014/index.html から、または二次元バーコードを読み取ってアクセスしてください。
※ 携帯電話で国立天文台のページを見ようとしたときに、携帯電話側の制限によって、ページを見ることができない場合があります。そのような場合には「携帯電話のアクセス制限について」をご覧ください。
ハートレイ彗星を観察するのに役立つ情報をまとめたページを作成しました。観察の際の参考にしてください。
「彗星とは?」「ハートレイ彗星が発見されたのはいつ?」「103Pの意味」「ハートレイ彗星の探査」など、彗星やハートレイ彗星についての基本情報は、こちらにまとめました。ご覧ください。
期間別に観察に適した時間帯や、観察に必要な機材など、ハートレイ彗星を観察するのに役立つ情報をまとめたページを作成しました。探すための星図も掲載していますので、観察の際の参考にしてください。
デジタルカメラで撮影する方法については、以下のページで簡単に解説しています。参考にしてください。
→ 「カメラ(デジタルカメラ)で撮影する方法」のページはこちら
石垣島天文台撮影(10月3日)
すばる望遠鏡撮影(9月17日)
(→大きな画像は
「ハートレイ彗星の画像集」
のページへ)
国立天文台や、各公開施設などで撮影されたハートレイ彗星の画像集です。
※更新状況:
各地で開催されるハートレイ彗星の観望会情報です。
※国立天文台の観望会では、開催時刻の都合上、ハートレイ彗星の観望を予定しておりません。あらかじめご了承ください。