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2007年8月28日の皆既月食の画像
撮影:倉敷科学センター
(二次利用可)
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まん丸い月が、突然欠け始め、やがて赤黒く輝く。そして再び月は丸い姿に戻っていく。一夜のうちにこのような変化が見られる、とても不思議な現象が「皆既月食」です。
皆既月食は、地球の影の中に月がすっぽりと入ることで起こる現象です。12月21日には、この皆既月食を日本のほとんどの地域で見ることができます。皆既月食が日本で見られるのは、2007年8月28日以来、およそ3年ぶりのことです。
皆既月食中の月は、一般的に真っ黒にはならず、多くはよく「赤銅色」と表現される赤黒い色で観察されます。しかしこの色は、皆既月食ごとに変化することが知られています。
国立天文台では、より多くの方にこの皆既月食という現象を観察していただけるよう、「皆既月食を観察しよう」キャンペーンを行うことにしました。月食中の月がいったいどのように見えるのか?ぜひ観察して報告して下さい。
報告内容は、観察時刻、月の見え方、観察方法、観察地、年齢などです。
なお今回は、月が地平線から昇ってくるときには、すでに月食が始まっています。東日本では、皆既月食となる直前の部分月食中に、また西日本では皆既月食の途中に月の出となります(南西諸島の一部では、皆既月食終了後の部分月食中に月の出)。月食の前半では、地平線に近い低い空に月が見えますので、ご注意ください。
月の出の時刻は各地で異なりますが、月食の各現象は全国同じ時刻に起こります。皆既月食は16時40分に始まり、17時54分に終わります。また月食(部分月食)が終わるのは、19時2分です。
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