国立天文台モバイル
シャッタースピード(露出時間)について
シャッタースピードですが、彗星は淡い天体なので(一般的には)最低でも15秒程度の露出が必要となります。ただし「彗星の存在がわかればよい」ということであれば、これより短くても写るかもしれません。15秒と30秒など、いくつか試してみましょう。
なお、高い感度(後述)が設定できる機種では、市街地で撮影した場合、30秒では空が白くなってしまうことがあるかもしれません。その場合は、感度を下げたり、絞りの値を大きくしたり、露出時間を短くしたりしてお試しください。
バルブ(B)機能があるカメラならば、レリーズ(リモートスイッチ、リモートケーブルなどとも呼ばれる)を使うことでさらに長時間シャッターを開けておくことができます。空の暗い場所ならば、より写りやすくなりますが、ただしあまり長時間では、日周運動で彗星が動いてしまいます。
(ただし、星が筋のように写る写真をあえて撮影してもよいでしょう。)
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