ふたご座流星群の観察結果
〜感想 疑問・質問など(1/4)〜
- ふたご座流星群とほかの流星を見分けるのは難しかったです。(光跡の長さを見極めきれない…)(茨城県、40〜49才、13日23時台に31〜40分で11〜20個)
- 毎回意識をして見ているのですが、 今回であれば、ふたご座流星群と他の流星群の区別が付けにくいのですが、どのように判断をすればよいのかアドバイスがあればお願いいたします。(徳島県、40〜49才、13日21時台に51〜60分で11〜20個)
→ 担当より:流星の経路を逆にたどって、ふたご座流星群の放射点を通るようでしたら、ふたご座流星群の流星である可能性が高くなります。より詳しくは「ふたご座流星群かどうかの見分け方」 (パソコン用)をご覧ください。
ただ、流星の経路の長さを考えると、ふたご座流星群の流星かそうでないかベテランの観測者でも判断ができない場合もあります。本格的な観測でなければ、あまりこだわらなくてもよいでしょう。
ふたご座流星群の流星かどうかを確定的に判断するには、少し手間のかかる観測が必要です。複数の地点からの観測で流星の経路を立体的に決め、さらに流星の速度を観測することで、流星の元になった物体が宇宙空間でどのような軌道を持っていたかがわかります。それがふたご座流星群に特有の軌道と一致すれば、その流星がふたご座流星群の流星であると判断されます。
- 流星群の放射点は、星座と一緒に移動していくものなのか、それとも一定の方角とかで決まっていて、星座は移動しても放射点は動かないのかがわからず、時間を変えて見ようとしたときどちらを見ればいいのかわかりませんでした。(神奈川県、40〜49才、13日23時台に21〜30分で6〜10個)
→ 担当より:流星群の放射点は、星座と一緒に移動していきます。(そうでないと、放射点を星座の図の中に描くことができなくなってしまいます。)実は、星座に対する放射点の位置は日々わずかずつ移動していますが、長い期間観察するのでなければあまり気にする必要はないでしょう。
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