ふたご座流星群の観察結果
〜感想 疑問・質問など(2/4)〜
- 質問 うすく流れたのも流星群ですか?(京都府、16〜18才、14日0時台に10分以下で1個)
→ 担当より:流星群の流星かどうかの見分け方は、暗い流星であっても同じです。流星の元になる物体(砂粒のようなものです)の大きさや自分から流星までの距離などによって、流星の(みかけの)明るさは変わります。
- 流星群はよく観察するのですが、視野の端っこを流れた気がするような感じで『今の流星かな?』という事が多いです…。市街地だからかもしれませんが、ハッキリ見られるコツや首が疲れない見方(笑)を知りたいです!(愛知県、30〜39才、13日22時台に21〜30分で3〜5個)
→ 担当より:目の仕組みに関係があるのかもしれません。視野の中心には暗い光への感度が低い細胞があり、視野の周辺に感度の高い細胞があるようです。そのために、視野の中心より端の方が、暗い流星に気づきやすいのかもしれません。
首が疲れないように流星を観察するには、「他に注意することは?」に書きましたように、レジャーシートなどを用意して寝転がったまま観察することをお勧めします。
- 流れ星は本当に尾を引いているのですね。ロマンチックでした。(東京都、30〜39才、14日1時台に11〜20分で3〜5個)
→ 担当より:流星が尾を引いたように見えることがあります。この、尾の部分を「痕(こん)」と呼びます。痕は、あっという間に消えてしまうものがほとんどで、そのようなものは「短痕(たんこん)」と呼ばれます。しかし、まれに数秒から数十秒、あるいはそれ以上見えているものもあり、そのような痕を「永続痕(えいぞくこん)」と呼びます。永続痕は、上空の大気に流されて、次第に形を変えながら薄くなって消えていきます。
- 約1時間無風状態の中、我が家の庭で椅子に腰かけ、白い息を吐きながら観察しました。オリオン座を中心にして眺めていました。今回は3回目の報告になりますが季節的に寒い時期が多いのは何故でしょうですネ。。(和歌山県、60〜69才、14日1時台に41〜50分で11〜20個)
→ 担当より:確かに、よく話題に上るオリオン座流星群・しし座流星群・ふたご座流星群・しぶんぎ座流星群などは寒い時期の流星群です。しかし、「よくある質問」 (パソコン用)の「流れ星はいつ見える?」 (パソコン用)を見ていただくとわかりますように、寒くない時期にも多くの流星群が活動しています。
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