国立天文台
ふたご座流星群の観察結果
〜1時間あたり流星数(2/3)〜

参考:他の機関による集計との比較

日本流星研究会の速報集計によると、「ZHR」(※) という、理想的な条件に換算した場合の1時間あたりの流星数が、12月12日の夜で42.6、13日の夜で112.3となっています。
同じく日本流星研究会による1時間ごとの集計では、13日の夜のZHRは14日の明け方に近づくにつれて大きくなる傾向にあり、14日の4時台に128.8と最大になっています。

日本流星研究会によるふたご座流星群の出現状況のページ (パソコン用)

※ ZHRの値は上記ページの「<1日毎集計>」「<1時間毎集計>」の表中「ZHR」の欄に掲載されています。
 ZHRは、空が十分に暗く放射点が天頂にあるという最良の観察条件に換算したときの、1時間あたりの流星数です。
 ふたご座流星群の放射点の高度は2時頃にいちばん高くなります。そのため、もしZHRが変化しないとすると、観察される流星の数は、2時までは徐々に多くなり、2時を過ぎると徐々に減っていくことになります。そのように、実際に観察される流星の数はZHRには一致しないことに注意してください。

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