国立天文台
ふたご座流星群の観察結果
〜1時間あたり流星数(3/4)〜

【他の機関による集計との比較】
日本流星研究会の速報集計では、「ZHR」という理想的な条件に換算した場合の1時間あたり流星数を表す値が、12月13〜14日の夜で約108、 14〜15日の夜で約82となっています。この値は、キャンペーンの結果から推測される値に近いと思われます。その他の夜も含めた全体的な傾向も、キャンペーンの結果と似た傾向だったようです。

→日本流星研究会によるふたご座流星群の出現状況のページ(PC用ページ)
※ページ中「ZHR」の値は「<1日毎集計>」の表中の「ZHRave」の欄に掲載されています。またグラフは「ZHR」の値で描かれています。

IMO(国際流星機構)の集計では、12月13日16時(世界時、日本時では14日1時)から14日4時(世界時、日本では14日13時)まで、ふたご座流星群の活動はかなり活発だったと報告されています。「ZHR」の値は、この期間に80〜140の間で増減を繰り返していた模様です。キャンペーンの結果でもやはり一番活発だった日本の13〜14日の夜がこの期間に該当します。
その後若干流星数は減りますが、14日20時(世界時、日本時では15日5時)頃までは活発な状況が継続し、「ZHR」の値は80〜100程度で増減していた模様です。キャンペーンの結果で前夜より若干少なくなった日本の14〜15日の夜の時間帯が、これに該当します。それぞれ、キャンペーンの結果とよく合った傾向のように思われます。

→IMO(国際流星機構)によるふたご座流星群の速報集計ページ(英語:PC用ページ)


8.前
9.次
0.結果の目次へ