観察日時ごとに、観察された流星の数を、1時間あたりの流星数におおまかに換算してグラフにしました。
観察した日時 | 1時間あたりの 流星数 |
---|---|
12日18時台以前 | 3.5 |
12日19時台 | 2.3 |
12日20時台 | 3.1 |
12日21時台 | 4.8 |
12日22時台 | 9.8 |
12日23時台 | 10.1 |
13日0時台 | 13.5 |
13日1時台 | 14.2 |
13日2時台 | 16.0 |
13日3時台 | 12.8 |
13日4時台 | 9.1 |
13日5時台以降 | 4.4 |
観察した日時 | 1時間あたりの 流星数 |
---|---|
13日18時台以前 | 0.1 |
13日19時台 | 4.4 |
13日20時台 | 17.7 |
13日21時台 | 15.2 |
13日22時台 | 18.7 |
13日23時台 | 22.8 |
14日0時台 | 25.0 |
14日1時台 | 26.6 |
14日2時台 | 32.0 |
14日3時台 | 28.9 |
14日4時台 | 27.7 |
14日5時台以降 | 15.9 |
観察した日時 | 1時間あたりの 流星数 |
---|---|
14日18時台以前 | 0.0 |
14日19時台 | 0.5 |
14日20時台 | 3.3 |
14日21時台 | 1.0 |
14日22時台 | 7.0 |
14日23時台 | 1.7 |
15日0時台 | 9.6 |
15日1時台 | 0.0 |
15日2時台 | 4.0 |
15日3時台 | 0.0 |
15日4時台 | 0.0 |
15日5時台以降 | 2.3 |
観察した日時 | 1時間あたりの 流星数 |
---|---|
15日18時台以前 | 0.0 |
15日19時台 | 0.0 |
15日20時台 | 0.0 |
15日21時台 | 0.0 |
15日22時台 | 0.0 |
15日23時台 | 0.0 |
16日0時台 | 0.0 |
16日1時台 | 0.0 |
16日2時台 | 0.0 |
16日3時台 | 0.0 |
16日4時台 | 0.0 |
16日5時台以降 | 2.5 |
12月13日の夜は、それ以外の夜と比較して、たいへん多くの流星が観察されてます。最も多くの流星が報告されたのは14日の2時台で、1時間あたりの流星数が平均32.0個でした。また、12日の夜も比較的多くの流星が出現したようです。13日の2時台には1時間あたり16.0個の流星が報告されています。
14日の夜・15日の夜は報告数そのものが少ないため、実際の流星の出現状況は正しく反映されていないと思われます。また、この夜についていただいた報告のコメントには「雲が多い」「雨が降ってきた」のような天気の悪さについて書いている方が多くいらっしゃり、天気の悪い場所が多かったことを裏付けています。
日本流星研究会の速報集計によると、「ZHR」(※) という、理想的な条件に換算した場合の1時間あたりの流星数が、12月12日の夜で42.6、13日の夜で112.3となっています。
同じく日本流星研究会による1時間ごとの集計では、13日の夜のZHRは14日の明け方に近づくにつれて大きくなる傾向にあり、14日の4時台に128.8と最大になっています。
また、IMO(国際流星機構)の集計では、12月13日18時(日本時間、以下同)頃から14日の17時頃までおよそ一日の間、ふたご座流星群の活動が、ZHR100前後という活発な状態を保っていたと報告されています。
以上のことから、日本でも、13日から14日にかけての夜に、流星群の活動が最も活発になったと思われます。また、ひと晩の中でも、最も多くの流星を見ることができたのは、14日の午前2時台から3時台頃だったと思われます。