2012年8月14日早朝に金星食

国立天文台
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1989年12月2日の金星食の写真

1989年12月2日の金星食(佐藤幹哉氏撮影【二次利用可】)
(左上から右上:潜入の様子、左下から右下:出現の様子)

2012年8月14日の未明、石垣島などごく一部の地域を除く日本全国で「金星食」が起こります。金星食とは、金星の前を月が横切って、金星を隠す現象です。

インターネット中継

各地の公開天文台等で行われる予定のインターネット中継情報をまとめました。

今回の金星食

今回の金星食は、ほぼ日本全国で、潜入から出現までを暗い空で観察することができます。

このように、たいへんよい条件で金星食を観察できる機会はあまりありません。
前回は、1989年12月2日の夕方に、比較的条件のよい(*1)金星食が起こりました。今回の金星食は、それから実に23年ぶりのこととなります。また、比較的条件のよい金星食が次に起こるのは、2063年5月31日のこととなります。今回の金星食は見逃さないようにしたいものです。

*1 様々な条件があり、それぞれが金星食ごとに違っていますので、条件のよい・悪いをはっきりと決められるわけではありません。ここで言う「条件のよい」は、おおよその目安と考えてください。すべての金星食を考えると、金星食はもっと頻繁に起こっていますし、ここで紹介した以外の金星食も、まったく見ることができないわけではありません。