2012年6月6日に金星の面通過

いつ・どこで起こる?

太陽面をどのように通過するのか

6時間半以上かけて太陽面を通過する金星(時刻は東京での値。国内での通過経路の違いはほとんどなく、太陽中心から半径の6割付近を通過し、時刻も±1分ほどの違いしかありません)
大きな画像を見る

金星は、2012年6月6日午前7時過ぎに太陽面を横切り始め、6時間半以上かけて太陽面を移動し、午後2時前に太陽面から出ていきます。6時間半以上の現象です。この間、太陽は東の空から、南の空、西の空へと動いていきます。広く空が見渡せる場所で観察しましょう。

主な地点での「金星の太陽面通過」の時刻

地名 外蝕の始め 内蝕の始め 最小角距離になる時刻 内蝕の終り外蝕の終り
札幌 7時10分03秒 7時27分37秒 10時29分22秒 13時30分26秒 13時47分52秒
仙台 7時10分36秒 7時28分11秒 10時29分31秒 13時30分06秒 13時47分32秒
東京 7時10分53秒 7時28分29秒 10時29分39秒 13時29分59秒 13時47分26秒
京都 7時10分57秒 7時28分33秒 10時29分53秒 13時30分14秒 13時47分40秒
福岡 7時11分04秒 7時28分41秒 10時30分13秒 13時30分34秒 13時47分58秒
那覇 7時11分49秒 7時29分30秒 10時30分37秒 13時30分21秒 13時47分46秒

このほかの各地における金星の太陽面通過の詳しい時刻や太陽の位置の変化などの状況は、以下の情報をご覧ください。

どこでみえるのか

図:国立天文台暦計算室    大きな画像を見る

日本全域を含む中央の領域(オレンジの線とグリーンの線の間)で、2012年6月6日の「金星の太陽面通過」の全経過が観察できます。

オレンジの線は外蝕の始めの時点での昼間の領域を、グリーンの線は外蝕の終わりの時点での昼間の領域を表しています。北米のほとんどの地域では、現象の途中で太陽・金星の入りとなり、ヨーロッパのほとんどの地域では現象の途中で太陽・金星の出となります。