時刻ごとの流星の集計
1 時間あたりの流星数
観察日時ごとに、観察された流星の数を、1時間あたりの流星数におおまかに換算してグラフにしました。(具体的な数値は「グラフの数値(1時間あたりの流星数)」をご覧ください。)
観察した日時 | 1時間あたりの流星数 |
---|---|
9日20時台以前 | 2.8 |
9日21時台 | 2.3 |
9日22時台 | 12.0 |
9日23時台 | 3.5 |
10日0時台 | 6.0 |
10日1時台 | 2.7 |
10日2時台 | 10.0 |
10日3時台 | 4.8 |
10日4時台以降 | 5.2 |
観察した日時 | 1時間あたりの流星数 |
---|---|
10日20時台以前 | 1.1 |
10日21時台 | 0.0 |
10日22時台 | 7.0 |
10日23時台 | 1.3 |
11日0時台 | 3.8 |
11日1時台 | 3.9 |
11日2時台 | 5.5 |
11日3時台 | 3.8 |
11日4時台以降 | 7.6 |
観察した日時 | 1時間あたりの流星数 |
---|---|
11日20時台以前 | 2.9 |
11日21時台 | 5.4 |
11日22時台 | 12.8 |
11日23時台 | 20.7 |
12日0時台 | 8.3 |
12日1時台 | 9.6 |
12日2時台 | 13.3 |
12日3時台 | 17.6 |
12日4時台以降 | 0.9 |
観察した日時 | 1時間あたりの流星数 |
---|---|
12日20時台以前 | 6.0 |
12日21時台 | 11.6 |
12日22時台 | 9.0 |
12日23時台 | 12.3 |
13日0時台 | 12.8 |
13日1時台 | 15.6 |
13日2時台 | 16.3 |
13日3時台 | 13.9 |
13日4時台以降 | 8.3 |
観察した日時 | 1時間あたりの流星数 |
---|---|
13日20時台以前 | 7.4 |
13日21時台 | 4.7 |
13日22時台 | 15.5 |
13日23時台 | 10.4 |
14日0時台 | 12.9 |
14日1時台 | 10.4 |
14日2時台 | 10.8 |
14日3時台 | 6.7 |
14日4時台以降 | 1.2 |
算出方法
時刻はすべて日本時間です。
「群流星だけを観察した」報告をピックアップし、「天候が悪い」を外して集計しました。流星数や観察時間は平均を取り、例えば「3~5個」を「4個」、観察時間は「11~20分」を「15分」などとして、1時間あたりへの換算をおこないました。
解説
8月11日から12日の夜、12日から13日の夜は、それ以外の夜と比較して、流星が多く観察されている傾向が見られます。最も流星が多く報告されているのは11日の23時台で、1時間あたりの流星数は20.7個でした。
ただし、8月11日から12日以外の夜は報告数そのものが少ないため、実際の流星の出現状況を正しく反映していないかもしれません。
※ 正確な流星の個数・観察時間・雲の量・空の暗さなどはご報告いただいておりませんし、流星の出現数は放射点の高度によっても違います。その他にもいろいろ不確定な要素がありますので、ここで算出した流星数や変動の傾向が、現実をそのまま表しているかどうかは確かではありません。ご了承ください。
参考:他の機関による集計との比較
日本流星研究会による観測結果の集計では、「ZHR」という、理想的な条件に換算した場合の1時間あたり流星数を表す値が、8月11日から12日の夜で42.2、12日から13日の夜で102.5、13日から14日の夜で57.1となっています。後で取り上げるIMO(国際流星機構)の観測報告も合わせて考えると、事前の予想どおり、12日から13日の夜に流星群が最も活発に活動したと考えられます。
12日から13日の夜の1時間ごとのZHRは92.9から115.3と、おおよそZHR100前後の出現が続いていたようです。
※ 「ZHR」の値は、上記ページの「<1日毎集計>」「<12/13日1時間毎集計>」などの表で「ZHR」の欄に掲載されています。
IMOによる観測結果の集計では、8月12日3時(世界時、日本時間では12日12時)頃から21時(日本では13日6時)頃まで、ペルセウス座流星群の活動は、ZHRがほぼ80以上と活発だったことが報告されています。
このことからも、日本では12~13日にかけての夜に、流星群の活動が最も活発であったと思われます。