夏の夜、流れ星を数えよう 2013|時刻ごとの流星の集計

キャンペーン期間:8月9日~14日

時刻ごとの流星の集計

1 時間あたりの流星数

観察日時ごとに、観察された流星の数を、1時間あたりの流星数におおまかに換算してグラフにしました。(具体的な数値は「グラフの数値(1時間あたりの流星数)」をご覧ください。)

1時間あたりの流星数

1時間あたりの流星数

観察した日時 1時間あたりの流星数
9日20時台以前 2.8
9日21時台 2.3
9日22時台 12.0
9日23時台 3.5
10日0時台 6.0
10日1時台 2.7
10日2時台 10.0
10日3時台 4.8
10日4時台以降 5.2
観察した日時 1時間あたりの流星数
10日20時台以前 1.1
10日21時台 0.0
10日22時台 7.0
10日23時台 1.3
11日0時台 3.8
11日1時台 3.9
11日2時台 5.5
11日3時台 3.8
11日4時台以降 7.6
観察した日時 1時間あたりの流星数
11日20時台以前 2.9
11日21時台 5.4
11日22時台 12.8
11日23時台 20.7
12日0時台 8.3
12日1時台 9.6
12日2時台 13.3
12日3時台 17.6
12日4時台以降 0.9
観察した日時 1時間あたりの流星数
12日20時台以前 6.0
12日21時台 11.6
12日22時台 9.0
12日23時台 12.3
13日0時台 12.8
13日1時台 15.6
13日2時台 16.3
13日3時台 13.9
13日4時台以降 8.3
観察した日時 1時間あたりの流星数
13日20時台以前 7.4
13日21時台 4.7
13日22時台 15.5
13日23時台 10.4
14日0時台 12.9
14日1時台 10.4
14日2時台 10.8
14日3時台 6.7
14日4時台以降 1.2

算出方法

時刻はすべて日本時間です。
「群流星だけを観察した」報告をピックアップし、「天候が悪い」を外して集計しました。流星数や観察時間は平均を取り、例えば「3~5個」を「4個」、観察時間は「11~20分」を「15分」などとして、1時間あたりへの換算をおこないました。

解説

8月11日から12日の夜、12日から13日の夜は、それ以外の夜と比較して、流星が多く観察されている傾向が見られます。最も流星が多く報告されているのは11日の23時台で、1時間あたりの流星数は20.7個でした。
ただし、8月11日から12日以外の夜は報告数そのものが少ないため、実際の流星の出現状況を正しく反映していないかもしれません。

※ 正確な流星の個数・観察時間・雲の量・空の暗さなどはご報告いただいておりませんし、流星の出現数は放射点の高度によっても違います。その他にもいろいろ不確定な要素がありますので、ここで算出した流星数や変動の傾向が、現実をそのまま表しているかどうかは確かではありません。ご了承ください。

参考:他の機関による集計との比較

日本流星研究会による観測結果の集計では、「ZHR」という、理想的な条件に換算した場合の1時間あたり流星数を表す値が、8月11日から12日の夜で42.2、12日から13日の夜で102.5、13日から14日の夜で57.1となっています。後で取り上げるIMO(国際流星機構)の観測報告も合わせて考えると、事前の予想どおり、12日から13日の夜に流星群が最も活発に活動したと考えられます。
12日から13日の夜の1時間ごとのZHRは92.9から115.3と、おおよそZHR100前後の出現が続いていたようです。

日本流星研究会によるペルセウス座流星群の出現状況のページ

※ 「ZHR」の値は、上記ページの「<1日毎集計>」「<12/13日1時間毎集計>」などの表で「ZHR」の欄に掲載されています。

IMOによる観測結果の集計では、8月12日3時(世界時、日本時間では12日12時)頃から21時(日本では13日6時)頃まで、ペルセウス座流星群の活動は、ZHRがほぼ80以上と活発だったことが報告されています。
このことからも、日本では12~13日にかけての夜に、流星群の活動が最も活発であったと思われます。

IMOによるペルセウス座流星群の速報集計ページ(英語)